紫外線発生装置 Care 222 の設置

 10/19に紫外線「Care 222」を設置しました。
 これは、広島大学病院感染症科、同大学大学院医系科学研究科ウイルス学教室、ウシオ電機の共同研究により開発された、紫外線発生装置です。
 222nmをピークとする200~230nm領域の紫外線を発生する紫外線ランプです。新型コロナウイルス不活化効果を、世界に先駆けて明らかにされた装置で、実験的には30秒照射で99.7%の新型コロナウイルスの不活性化が確認されています。また、インフルエンザウイルスや他のコロナウイルスに対する効果はすでに確認されています。
 近年医療機関において、紫外線による非接触型殺菌・ウイルス不活性化技術が徐々に使用されるようになってきています。しかし、これらの多くは、波長254nm紫外線を使用しており、人の目や皮膚への障害性があり、人のいない環境で使用されています。一方で、「Care 222」が発生する波長222nm紫外線は254nm紫外線と同等の殺菌・ウイルス不活化効果を有し、目や皮膚に対する障害性が少ないという性質を有しています。
 待合室に2台、診察室、処置室のそれぞれ1台設置し、新型コロナウイルス、インフルエンザ、そして他の微生物の殺菌・不活化を行っています。
 今後も、当院を受診される皆様に安心して頂けるよう、努力してまいります。