「もっくりこ」からの羽化

 先日セミの話をしました。庭で、もっくりこ(セミの幼虫:小豆島の方言)を捜してみようと、夜に庭を見回ってみました。すると何てことだ、7/17、7/18と、もっくりこから、まさに羽化している場面に遭遇しました。

 出てきたばかりのセミは、羽の色は白く、ゆっくりとしています。というより、ゆっくりとしか動けないのでしょう。また、飛び立つこともできません。羽がしっかりするまで飛べないのでしょう。確か、この羽が白い時に触ると、羽が変形して、飛べなくなるはずです。また白色から時間が経つと、今度は虹色に見えていました。この時点で、クマゼミかアブラゼミかはわかりません。

 もっくりこがつかまっている木の根元をみると、土に穴がいっぱい開いています。ここからもっくりこが出てきたのです。そういえば、幼いころにも、この穴を見ていた記憶があります。

 羽化したばかりのセミの写真を掲載します。非常に美しい、と思いました。